How to install free softwares in Linux

last update: 29 Sep 2004

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kernel change 2.0.38 to 2.2.13



ディストリビューションとしてはすでに古いslackware 3.6から、 安定して頑健になったkernelの2.2系 --- 2.2.13 --- を入れてみることにします。

2.1 前準備
一般にカーネルを入れ換えると、ライブラリと基本的なツールとの相性が問題となり、 最悪の場合、起動しなくなるとかシステムを壊してしまうなどの可能性も否定できません。

そこで、カーネル交換の安全性をなるべく保証するために、 使用しているライブラリやツールが2.2系で使えるか否かを 事前に調べておきます。

以下に示すURLの情報を抜粋したものを示します。 恐ろしく古いシステムではない限り問題はないと思うのですが、 念のために各自のシステムについて調べてみて下さい:

各項目は、チェックの目安のバージョンで、その下の行に具体的なバージョンの調べ方を示します。


以下のURLに2.0系から2.2系への移行に関する詳細なレポートがありますので、 必ず目を通して下さい。ダウンロード先も記されています。

Moving up to 2.2

2.2 ソフトの入手
2.3 インストール
以下の手順でインストールを行ないます。
    % cd /usr/src
    % mv linux linux.old

    % gzip -cd linux-2.2.13.tar.gz | tar xvf -
    % ln -s linux-2.2.13 linux

2.4 コンパイル
カーネルのコンパイル手順は2.0系と変わりありません。
唯一、気をつけるとすれば、生成されるカーネルは500Kを越える大きなものになりがちで、 "make zlilo"でvmlinuzを生成しようとしても失敗することがあります。
ですから、ここでは"make bzImage"を使います。
    % cd linux
    % make mrproper
    % make config # or make xconfig
    % make dep
    % make clean
    % make
    % make modules
    % make modules_install
    % make bzImage

始めて"make bzImage"を使うのであれば、/etc/lilo.confの書き換えが必要になります。 以下に/etc/lilo.ocnfの例を示します。"boot = /dev/hda"や"root = /dev/hda3"などは 各自のシステムに合わせて適宜書き換えて下さい (特に起動時のオプションとしてappendしているコマンドについては、plipの項で後述します):

# LILO configuration file
# generated by 'liloconfig'
#
# Start LILO global section
boot = /dev/hda
message = /boot/boot_message.txt
prompt
timeout = 50
vga = normal

# End LILO global section
# Linux bootable partition config begins
image = /usr/src/linux/arch/i386/boot/bzImage
  append="parport=0x378,7"
  root = /dev/hda3
  label = liunx-2.2
  read-only
image = /vmlinuz
  label = linux-2.0
# Linux bootable partition config ends

/etc/lilo.ocnfの例


"/etc/lilo.conf"の変更を反映させるために"lilo"コマンドを実行します。
    % su root
    passwd: ****
    % lilo

以降、カーネルの2.2.13が起動すると思います。

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