How to build Internet Server with Solaris 2.6

last update: 29 Sep 2004

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tiger-2.2.3



"tiger"はTexas A&M大学で開発されたマシンのセキュリティ問題を見つけるためのツールです。
"cops"のようなものですが、"cops"にはない検査項目も持っています。

これら2つのソフトはお互いに補い合う関係にありますので、2つともインストールしておいて損はないでしょう。

6.1 ソフトの入手
"tiger-2.2.3"を入手します。例えば以下のサイトから入手できます:

ftp://net.tamu.edu/pub/security/TAMU/

6.2 インストールとコンフィギュレーション
ファイルを展開するディレクトリ$Workに移動して、バイナリパッケージを展開します。作業ディレクトリ$Workは任意のディレクトリです。
展開後にディレクトリ./tiger-2.2.3に移動して下さい。
    % cd $Work
    % gzip -cd tiger-2.2.3.ARSC.19981008.tar.gz | tar xvf -
    % cd tiger-2.2.3

次に"config"ファイル、必要に応じて"tigerrc"ファイル、を変更します。

    以下に、ディレクトリ/usr/local/tiger-2.2.3以下にtigerをインストールした際の、 "config"ファイルの変更例を示します。
  1. configの変更
    (15行目)	TigerLogDir='/usr/local/tiger-2.2.3'
    (16行目)	TigerWorkDir='/usr/local/tiger-2.2.3'
    (17行目)	TigerBinDir='$BASEDIR/bin'
    

    ./configの変更例


  2. tigerrcの変更
    必要に応じて./tigerrcファイルを変更します。これは検査項目を書き連ねたファイルで、 次のようなものです。
    
    ... 
    
    # Select checks to perform.  Specify 'N' (uppercase) for checks
    # you don't want performed.
    #
    Tiger_Check_PASSWD=Y		# Fast
    Tiger_Check_GROUP=Y		# Fast
    Tiger_Check_ACCOUNTS=Y		# Time varies on # of users
    Tiger_Check_RHOSTS=Y		# Time varies on # of users
    
    ...
    
    

    tigerrcの一部



以上で"tiger"を使うための準備が終りました。
6.3 運用
"tiger"とコマンドラインで実行するのが、基本的な使い方です。
    % ./tiger

"config"ファイルで指定したログファイル用ディレクトリ(この場合TigerLogDir='/usr/local/tiger-2.2.3')以下に "security.report.HOSTNAME.DATE.TIME"形式のログファイルが書き込まれます。

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