How to build Internet Server with Solaris 2.6

last update: 29 Sep 2004

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qpopper-2.53



"qpopper"は広く使われているPOP3サーバです。
注意: qpopperの古いバージョンにはセキュリティホールが見つかっています(CERTの勧告:CA-98.08.qpopper_vul)。 必ずqpopper-2.53以上のバージョンをインストールして下さい。
このセキュリティホールは、外部からの侵入者にroot権限を与えてしまうなど、非常に危険なものです。

6.1 ソフトの入手
"qpopper-2.53"を入手します。例えば以下のサイトから入手できます:
ftp://ftp.riken.go.jp/pub/FreeBSD/distfiles/qpopper2.53.tar.gz

6.2 インストール
ファイルを展開するディレクトリ$Workに移動して、バイナリパッケージを展開します。作業ディレクトリ$Workは任意のディレクトリです。
展開後、ディレクトリ./qpopper2.53に移動します。
    % cd $Work/
    % gzip -cd qpopper-2.53.tgz | tar xvf -
    % cd ./qpopper2.53

次に、"./configure"と"make"を実行します。 Shadow PasswordをサポートしているOSの場合、configure実行時にオプション"--enable-specialauth"を 設定します。
    % configure --enable-specialauth
    % make

出来上がった"popper"をディレクトリ/usr/sbinなどにコピーします。
    % cp popper /usr/sbin/

以上で"qpopper-2.53"のインストールが終りました。

6.3 コンフィギュレーション
"popper"は"inetd"デーモンにより起動されるので、popperを有効にするには "/etc/inetd.conf"を変更しなければなりません。

"/etc/inetd.conf"ファイルの適当な場所に以下の行を加えて下さい。

pop3 stream tcp nowait root /usr/sbin/tcpd /usr/bin/popper

/etc/inetd.confへの追加行



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