How to build Internet Server with Linux
last update: 29 Sep 2004
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CFのインストールと設定
CFはsendmailの設定ファイルである"sendmail.cf"を生成するソフトです。
"CF-3.7Wpl2"を入手します。例えば以下のサイトから入手することができます:
ftp://ftp.kyoto.wide.ad.jp/mail/CF/CF-3.7Wpl2.tar.gz
またバグフィックス用の2つのパッチ(patch)が出ていますので、
それらも入手しておきます。例えば以下のサイトから入手することができます:
ftp://ftp.kyoto.wide.ad.jp/mail/CF/CF-3.7Wpl2-smtpcheck.patch1
ftp://ftp.kyoto.wide.ad.jp/mail/CF/CF-3.7Wpl2-smtpcheck.patch2
ファイルを展開するディレクトリ$Workに移動してバイナリパッケージを展開し、patchをあてます。作業ディレクトリ$Workは任意のディレクトリです。
% cd $Work
% gzip -cd CF-3.7Wpl2.tar.gz | tar xvf -
% cd $Work/CF-3.7Wpl2/Master
% patch < CF-3.7Wpl2-smtpcheck.patch1
% patch < CF-3.7Wpl2-smtpcheck.patch2
次にディレクトリ"$Work/CF-3.7Wpl2"で以下のコマンドを実行します。
% cd $Work/CF-3.7Wpl2/
% make cleantools
% make tools
Note: |
sendmail.defを変更後、makeコマンドでsendmail.cfを生成します。
% make sendmail.cf
|
6.3.1 設定項目の説明
以下に最低限必要な設定項目の説明を行ないます。
- OS_TYPE
ディレクトリ./Master/OSTYPES以下にあるOSから該当するものを選びます。
- MY_DOMAIN & OFFICIAL_NAME
ドメイン名とホストネームを設定します。
- ACCEPT_ADDRS
自分宛と認識すべきドメイン名を指定します。
- SPOOL_HOST
自分自身がスプールを持たずスプールホストにメールを転送する場合に、スプールホスト名を指定します。
- DIRECT_DELIVER_DOMAINS & DEFAULT_RELAY
メールの直接/間接配送を指定します。
"DIRECT_DELIVER_DOMAINS"には、MXレコードを参照して配送するドメイン名を指定します。
"DEFAULT_RELAY"には、メールを配送する上位プロバイダのメールサーバなどを指定します。
- PRIVACY_FLAGS
SMTPコマンドの制限を設定します。
- LOCAL_HOST_IPADDR & LOCAL_HOST_DOMAIN
メールの不正中継の拒否を設定します。
ここで書かれたドメイン名、およびネットワークアドレスをもつホストからの接続は
無条件で許可されます。
6.3.2 relay & spoolサーバを使う方法
relayサーバであるfw.galaxy.jpは以下の動作をします:
-
外部からの"*@galaxy.jp"宛メールを受けとり、スプールサーバmail.solar.galaxy.jpに転送します。
-
内部からメールは上位プロバイダのメールサーバmail.cosmos.org.jpに配送します。
よって以下の項目を設定します。
- OS_TYPE
OS_TYPE=linux
- MY_DOMAIN & OFFICIAL_NAME
MY_DOMAIN='galaxy.jp'
OFFICIAL_NAME='fw.galaxy.jp'
- ACCEPT_ADDRS
"*@galaxy.jp'宛のメールを受けとるために以下の設定をします。
ACCEPT_ADDRS='galaxy.jp'
- SPOOL_HOST
今回の構成では、スプールホストにメールを配送するので、以下の設定をします。
SPOOL_HOST='mail.solar.galaxy.jp'
- CANON
CANON=all
- DIRECT_DELIVER_DOMAINS & DEFAULT_RELAY
DIRECT_DELIVER_DOMAINS='galaxy.jp'
上位プロバイダのメールサーバを指定します。
DEFAULT_RELAY='smtp:mail.cosmos.org.jp'
- PRIVACY_FLAGS
PRIVACY_FLAGS='goaway'
- LOCAL_HOST_IPADDR & LOCAL_HOST_DOMAIN
中継を許可するドメイン名とネットワークアドレスを書きます。
今回は内部プライベートネットワークと、オフィシャルなドメイン名、およびネットワークアドレスを指定しています。
LOCAL_HOST_IPADDR=192.168.1
LOCAL_HOST_IPADDR=254.188.149
LOCAL_HOST_DOMAIN=solar.galaxy.jp
LOCAL_HOST_DOMAIN=galaxy.jp
note: |
念のためにネットワークアドレスとともにドメイン名も指定しています。通常はどちらか一方が指定されていればよいはずです。
|
spoolサーバであるmail.solar.galaxy.jpは以下の動作をします:
-
fw.galaxy.jpからの"@galaxy.jp"宛メールを受けとり、
スプールに蓄えます。
-
内部からメールはfw.galaxy.jpに配送します。
よって以下の項目を設定します。
- OS_TYPE
OS_TYPE=linux
- OFFICIAL_NAME
OFFICIAL_NAME='mail.solar.galaxy.jp'
- CANON
CANON=all
- ACCEPT_ADDRS
"*@galaxy.jp'宛のメールを受けとるために以下の設定をします。
ACCEPT_ADDRS='galaxy.jp'
- DIRECT_DELIVER_DOMAINS & DEFAULT_RELAY
DIRECT_DELIVER_DOMAINS=all
デフォルトでは、リレーサーバfw.galaxy.jpに配送します。
DEFAULT_RELAY='smtp:fw.galaxy.jp'
- PRIVACY_FLAGS
PRIVACY_FLAGS='goaway'
- LOCAL_HOST_DOMAIN & LOCAL_HOST_IPADDR
中継を許可するドメイン名とネットワークアドレスを書きます。
今回は内部プライベートネットワークと、オフィシャルなドメイン名、およびネットワークアドレスを指定しています。
LOCAL_HOST_DOMAIN=galaxy.jp
LOCAL_HOST_DOMAIN=solar.galaxy.jp
LOCAL_HOST_IPADDR=192.168.1
LOCAL_HOST_IPADDR=254.188.149
note: |
念のためにネットワークアドレスとともにドメイン名も指定しています。通常はどちらか一方が指定されていればよいはずです。
|
sendmail.defを変更後、makeコマンドでsendmail.cfを生成し,
ディレクトリ/etc以下にコピーします。
% make sendmail.cf
% cp sendmail.cf /etc/sendmail.cf
・UNIX MAGAZINE 98.11 コミュニケーション用サーバのインストールと運用 (p.p.19-29)
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