Caml Light

"Caml Light"は関数型言語MLの処理系の一つです。

以下のサイトから"Caml Light"を入手できます：

http://pauillac.inria.fr/caml/

ファイル"cl74_unix.tar.gz"を展開するディレクトリ$Workに移動して、バイナリパッケージを展開します。
作業ディレクトリ$Workは任意のディレクトリです。今回は$Work=/usr/localに展開することにします。
次にディレクトリ./cl74/srcに移動します。

% cd /usr/local
% gzip -cd cl74_unix.tar.gz | tar xvf -
% cd ./cl74/src

Makefileを編集します。コンパイラなどのツールをインストールするディレクトリ：BINDIR、ライブラリをインストールするディレクトリ：LIBDIRなど、必要に応じて変更します。

最後に以下の手順でコンパイルとインストールを行ないます。

% make configure
% make world
% make bootstrap
% make install

これにより、以下の実行ファイルがディレクトリ：BINDIR (デフォルト：/usr/local/bin)にインストールされます。

camllight	the interactive, toplevel-based system
camlc	the batch compiler
camlrun	the runtime system
camlyacc	the parser generator
camllex	the lexer generator
camlmktop	a tool to make toplevel systems that integrate user-defined C primitives

CamlLightの使い方は、はほとんどMLと同じですが、微妙に差異があります。
例えば各コマンド行の終了を示す記号は、MLでは";"セミコロン一つですが、 Caml Lightでは";;"セミコロンを二つ並べたものだったりします。

詳しくはドキュメントを参照して下さい。

since 04/Oct/2004