tcsh-6.07.02

tcsh 6.07.02を入手します。例えば以下のサイトから入手できます：

ftp://metalab.unc.edu/pub/Linux/distributions/slackware/source/a/tcsh/tcsh-6.07.tar.gz

ファイルを展開するディレクトリ$Workに移動して、バイナリパッケージを展開します。作業ディレクトリ$Workは任意のディレクトリです。
次にディレクトリtcsh-6.07に移動します。

% cd $Work/
% gzip -cd tcsh-6.07.tar.gz | tar xvf -

% cd $Work/tcsh-6.07

コンパイルにはimakeを使いほぼ自動で行なう方法と、Makefileを自力で書き換えて行なう方法がありますが、今回はMakefileを書き換える方法を行ないます。
まず、Makefile.stdファイルをコピーしてMakefileを作成して下さい。

% cp Makefile.std Makefile

次に、Makefile中の以下に示す項目を変更して下さい。

コメントアウト

(153行目)	#LIBES= -ltermcap			## BSD style things

"#"を外してオプションを有効にする

(169行目)	LIBES= -ltermlib -lsocket -lnsl		## SysV4 w/o BSDTIMES or Solaris 2
(214行目)	AFSAUXLIB = -lsocket -lnsl -lc -lucb	# Solaris

次に、サブディレクトリ./config以下のファイルsol24をconfig.hとしてディレクトリ$Workにコピーします。使用OSはSolaris 2.6ですが、sol24でも問題ありませんでした。

% cp config/sol24 config.h

"configure"、"make"を行ないます。

% configure
% make

/etc/passwdファイルを参考にしつつ、適当な場所に"tcsh"をコピーして下さい。

% cp tcsh /bin

以上で"tcsh"のインストールは終了です。