mint (html file generator) Manual

last update: 2 May 2002

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ドキュメントモードコマンド 2


モードコマンド



mintは単純な1ラインコマンドの他に、箇条書きや 枠付き表示を行うためのコマンドが用意されています。 これらのコマンドは、その機能を開始するコマンドと終了するコマンドの組で使われます。

7.1 <%screen>
文章を<%screen>と</%screen>で囲むと、箱の中に文章が書き込まれます。 (つまり以下に示す、そしていままで説明に使ってきた水色の箱は<%screen>コマンドによって作られてきたのです。)

次のように記述すると、

<%screen %screenの出力例>
これは<%screen>の例です。
</%screen>

%screenの記述例


次のように出力されます。
これは<%screen>の例です。

%screenの出力例


注意すべき点は、"題名"を忘れずに書き込むことです:<%screen "題名">

7.2 <%box>
<%screen>コマンドと非常によく似たコマンドに<%box>コマンドがあります。

<%box>と<%screen>コマンドの違いは、<%box>コマンドには"題名"を書く必要がないことです。
以下のように記述すると、

<%box>
これは<%box>の例です。
</%box>

%boxの例


次のように出力されます。
これは<%box>の例です。
     

7.3 <%command>
コンピュータ関係の文書を書く際に、コマンドラインの入力や、標準出力を表示させたい場合があります。 このような時には<%command>と</%command>を使ってコマンドラインや標準出力を書くことができます。

例えば、以下のように書くと、

<%command>
configure
make
make install
</%command>

%commandの例1


このような出力が得られます。
    % configure
    % make
    % make install

プロンプト付きのコマンドだけでなく、標準出力を表示したい場合には">"を行頭に書きます。

例えば、以下のように書くと、

<%command>
ls -a /root
>.cshrc .login
>bin lib mail
</%command>

%commandの例2


このような出力が得られます。
    % ls -a /root
    .cshrc .login
    bin lib mail

7.4 <%quote>
本題とは離れるが記述しておきたい内容がある場合、<%quote>コマンドが使えます。
<%quote>
これはquotationの例です。
</%quote>

%quoteの例1


ちょっと分かりにくいですが、以下にquotationの例が、多少インデントされて表示されてます。
これはquotationの例です。

通常は<%quote>コマンドは見出しを伴って使われることが多いでしょう。例えば次のようにすると、

<%quote 注:>
このように見出しをつけることもできます。

見出しはいつも、<%quote>内の文章よりも左側に位置します。
</%quote>

%quoteの例2


以下のような出力が得られます。
注: このように見出しをつけることもできます。
見出しはいつも、<%quote>内の文章よりも左側に位置します。

7.5 <%enumerate>, <%item> & <%enum>
<%enumerate>、</%enumerate>、および<%enum>と<%item>コマンドを使って箇条書きができます。

    7.5.1 <%enum>

    <%enum>コマンドを使うと自動的に番号付けされた箇条書きができます。

    例えば、以下のように書くと、

    <%enumerate>
    <%enum %enumの例1>
    このように、<%enum>コマンド中にオプションの文字列を書くと、それが見出しになります。
    <%enum %enumの例2>
    <%enum>
    このように、<%enum>コマンドのみ書くと、直接<%enum>コマンド以下の文章が書かれます。
    </%enumerate>
    

    <%enum>コマンドの例


    以下のような出力が得られます。
    1. %enumの例1
      このように、<%enum>コマンド中にオプションの文字列を書くと、 それが見出しになります。
    2. %enumの例2
    3. このように、<%enum>コマンドのみ書くと、直接<%enum>コマンド 以下の文章が書かれます。

    7.5.2 <%item>

    <%item>コマンドを使うと文頭にマークが付いた箇条書きができます。 使い方は<%enum>コマンドと同様です。

    例えば、以下のように書くと、

    <%enumerate>
    <%item %itemの例1>
    これは<%item>の例です。
    <%item %itemの例2>
    <%item>
    これも<%item>の例です。
    </%enumerate>
    

    <%item>の例


    以下のような出力が得られます。

    7.5.3 <%enumerate>コマンドのネスト

    <%enumerate>コマンドはデフォルトで最大10までネスト出来ます(入れ子にできる)。

    以下に2重のネストの例を示します:

    <%enumerate>
    <%enum 一段目の入れ子>
    <%enumerate>
    <%item 2段目の入れ子>
    <%item 同じく2段目の入れ子>
    </%enumerate>
    <%enum 一段目の入れ子>
    </%enumerate>
    

    enumerateの例2:ネスト


    1. 一段目の入れ子
      • 2段目の入れ子
      • 同じく2段目の入れ子
    2. 一段目の入れ子

7.6 <%table>, </%table>
<%table>と </%table>コマンドで簡単なテーブルを作ることが出来ます。

簡単な例で説明します。

<%table>
アーティスト, アルバム, 発表年
Queen,	A night at The Opera, 1974
BOSTON, Don't Look Back, 1976
Def Leppard, Pyromania, 1983
Mr. BIG, LEAN INTO IT, 1991
Steve Vai, Alien Love Secrets, 1995
</%table>

tableの説明(1)


","で区切って項目を書くと、 下のようなテーブルを生成します。
アーティスト アルバム 発表年
Queen A night at The Opera 1974
BOSTON Don't Look Back 1976
Def Leppard Pyromania 1983
Mr. BIG LEAN INTO IT 1991
Steve Vai Alien Love Secrets 1995

数字は右寄せ、文字列は左寄せに表示します。

また、"-d"オプションで区切り文字を指定することも出来ます。 例えば下に示すように区切り文字として";"を指定すると:

<%table -d ";">
名前; 名字; 年齢; 国籍; 職業
啓修; 鈴木; 19; 日本; ギタリスト
パトリシア; ; 2; ; うさぎ
バク; ; 1; ; うさぎ
</%table>

tableの説明(2)


次のようなテーブルが生成されます。
名前 名字 年齢 国籍 職業
啓修 鈴木 19 日本 ギタリスト
パトリシア _ 2 _ うさぎ
バク _ 1 _ うさぎ


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